::おまけ::




 それから約一時間後。

「あ、あの、赤…」
『あぁ、やっと僕に電話するという一番簡単な方法を思いついたんだな。言っておくけど、光樹はもう僕が探し当てたよ。でもお前達のうち誰一人として連絡して来なかったから、僕はてっきりもうそれぞれ家に帰ってしまったのかと思ってた。ふふ、違ったようだね。それならそうと早く連絡してくれればよかったのに。光樹を守る役目はお前達に与えたんだから、是非光樹を探し出して欲しかったよ。あぁもしかしたら今までそうしてくれてたのかな? すまない、全然気づかなかった。今日は暑かっただろう? ちゃんと水分補給しながら探した? そうだったらいいけど。あ、スポーツ選手なら当然のことか。僕が言うまでもなかったね。それじゃあマジバでテツヤの好きなバニラシェイクでも飲んでから帰ったらいいんじゃないかな。今日は一日手伝ってくれてありがとう、お疲れ様』

 ブチッ、ツー、ツー、ツー、…

「………あの、赤司君は…」
「…聞くな、テツ」
「……はい…」





 デート編おわり





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